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Linuxで役立つ情報を独自にまとめます。間違っているかもしれません。古いのもいっぱいあります。

MS Wordの文書を正しく表示する

 LibreOfficeApache OpenOfficeでは、Microsoft Wordの文書がうまく表示できなくていつも困ってしまいます。そこで、マイクロソフトから配布されている 「Word Viewer」を使って解決しました(たぶん、問題なく表示できると信じたい)。Word Viewerは、Windows向けのソフトですが、Ubuntu 13.04に含まれるWine(バージョンは1.4.1)で動作しました。

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 Webブラウザーを開いて、ここ(ページが開かなかったら、Googleなどで「Word Viewer」をキーワードに検索すれば見つかる)にアクセスし、[ダウンロード]ボタンをクリックしてWord Viewerをダウンロードします。ホームディレクトリー内の「ダウンロード」フォルダーに「wordview_ja-jp.exe」ファイルが保存されるので、

$ wine wordview_ja-jp.exe

を実行して、インストーラーを起動します。

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 ライセンス条項をしっかり読みます。気になるのは「4 フォント コンポーネント。本ソフトウェアの 付属のフォントは、Microsoft Windows オペレーティング システムを実行するデバイスからコンテンツを表示および印刷する場合にのみ使用できます。…」の部分です。気になるので、仮想化ソフトでWindowsを動作させた状態で試しました(ただ、ホームディレクトリー内の「.wine/drive_c/windows/Fonts」ディレクトリーにフォントがインストールされた形跡がないのでフォントを含んでいないのかもしれません。Windowsに詳しい方教えてください)。条件を満足したので、「マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項に同意するにはここをクリックしてください」をチェックし、[次へ]ボタンをクリックします。

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 使用許諾契約書もしっかり読みます。違反するような内容はありませんでしたので、『「使用許諾契約書」の条項に同意します』をチェックし、[次へ]ボタンをクリックします。

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 インストール先を指定します。デフォルトのままでよいので、そのまま[インストール]ボタンをクリックします。

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 インストールが正常に終了したメッセージが表示されたら、[OK]ボタンをクリックします。

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 以上でインストールは完了です。

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 Dashを開いて、検索ボックスにWordと入力すると、Wineのマークに「Microsoft Office Word Viewer 2003」と書かれたアイコンが表示されます。そのアイコンをクリックすると、Word Viewerが起動します。

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 Word Viewerのウィンドウが開いたら、「ファイルを開く」ダイアログからWord文書を読み込ませます。

 ※プリンターを持っていないので印刷を試せません。ちなみにWineから印刷はできるはずです。さらに以前記事で書いた「印刷結果をPDFファイルとして出力する」方法でPDF化もできるのではないかと思います(追伸:PDF化できました)。