最新のSkypeアルファ版をインストールする
最近、マイクロソフトさんがオープンソースやLinuxに関して積極的に取り組んでいます。2016年7月に新しいLinux版Skypeのアルファ版がリリースされたので、インストールしてみます。
Linux版Skypeのアルファ版は、debパッケージとRPMパッケージで配布されているようなので、debパッケージをダウンロードしてUbuntuに導入します。入手先はここです。ダウンロードしたら、まず、「gdebi」パッケージをインストールします。
$ sudo apt update
$ sudo apt install gdebi
gdebiパッケージを導入すると「gdebi」コマンドが使えるようになります。このコマンドは、debパッケージを直接インストールする場合でも依存関係を解決でき、必要なパッケージを一緒に導入してくれる便利なものです。
gdebiコマンドを使って、Skypeのパッケージを次のようにインストールします。
$ sudo gdebi ~/ダウンロード/skypeforlinux-64-alpha.deb
:
ソフトウェアパッケージをインストールしますか? [y/N]: y
インストールが完了すると、Dashから起動できます。「skype」で検索してみてください。「Skype for Linux Alpha」アイコンが表示されたら、それをダブルクリックします。
開いた画面でサインインすれば、使えるでしょう。
Nylas N1をソースからビルドする
「Nylas N1」は、今っぽいメールクライアントです。ベータ版のときは、debパッケージが無料で使えたのですが、今はトライアル版しかなく有償です。ソースからビルドする開発者向けDeveloper版は無料で使えるみたいです(Developer版なので、使うなら開発に協力しましょう)。
ただし、ビルド方法が書かれたマニュアルがどこにあるのかは、分かりませんでした。そこでなんとなくさまざまなネットの情報を見ながら、ビルドしたらできました。
まずは、入手とビルドに必要なパッケージをUbuntuにインストールします。
$ sudo apt update
$ sudo apt install git npm nodejs-legacy libgnome-keyring-dev
「/usr/bin/node」として「nodejs」コマンドが実行できるようにリンクを作成します。
$ sudo ln -s /usr/bin/nodejs /usr/bin/node
Nylas N1の最新ソースコードを入手します。
$ git clone https://github.com/nylas/N1
ビルド用のスクリプト(N1/script/bootstrap)を実行します。
$ cd N1
$ script/bootstrap
ビルド実行中は、時々しか画面にメッセージが表示されません。ビルドが実行されているかどうかが心配なときは、別の端末を開いて「top」コマンドを実行します。
$ top
「npm」や「cc1plus」、「grunt」などのコマンドが稼働していれば、ビルド実行中です。
ビルドが完了したら、
$ ./N1.sh --dev
のように「N1.sh」を実行すると、N1の初期設定ウィザード画面が開きます。
サインインすれば使えそうです。