exFATをUbuntuで使う
先日、「exfat-fuse」のバージョン1.0がリリースされたので、使ったみました。exfat-fuseは「exFAT」でフォーマットしたファイルシステムを認識させるためのドライバです。USBメモリーなどで4Gバイト以上のファイルを保存したい場合に便利です。exFATはWindows Vista以降なら普通に使えます(Windows XPでもソフトを追加すればいいみたい)。
ちなみに、USBメモリーの標準フォーマットである「FAT32」では、4Gバイト(正確には4.3Gバイトくらいかな)を超えるファイルを保存できません。保存できるようにみせかけて、4.3Gバイトを超えるとエラーを表示します(なんと!)。
Ubuntu 12.10の場合、exfat-fuseパッケージとexfat-utilsパッケージをインストールすれば、exFATが使えます。これらのパッケージは標準で含まれていません。
PPAの「https://launchpad.net/~relan/+archive/exfat」から入手して導入します。具体的には、次のようにリポジトリー情報を登録し、パッケージ情報をアップデートした上でインストールします。
$ sudo add-apt-repository ppa:relan/exfat
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fuse-exfat exfat-utils
これで、UbuntuがexFATに対応しました。使い勝手はFAT32のときと変わりません。mkfs.exfatコマンドでフォーマットもできます。