LinuxのWebブラウザー上でShockwaveを動かす
Shockwaveで開発された3Dゲームは、まだまだいっぱいあります。Windows互換APIを提供する「Wine」でWindows用のWebブラウザーを使って動かしてもいいんですが、やっぱりWebブラウザーとしての操作性が悪いし、いちいち違うブラウザーを立ち上げるのは面倒。そこで、「Pipelight」を使って、LinuxのFirefox上でShockwave Playerを動作させます。Piplightは、Windows用Webブラウザーの各種プラグインを、Linux用のWebブラウザーで動作させるソフトです。Flashコンテンツのような、動きがあるWebコンテンツを表示するプラブインソフト「Silverlight」などを動作させられます。
Ubuntuの場合、次のようにPipelightをインストールします。
$ sudo add-apt-repository ppa:pipelight/stable
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install --install-recommends pipelight-multi
$ sudo pipelight-plugin --update
Pipelightは、Wineを利用します。よって、Wineのインストール時と同様にインストール途中でフォントの導入を促す画面が表示されます。
[Tab]キーと[Enter]キーを使って、「了解」を選びます。
「はい」を選択してフォントをインストールします。これでPipelightのインストールは完了です。
最後に、次のコマンドでShockwave Playerを有効にします。
$ sudo pipelight-plugin --enable shockwave
すると、以下のような確認メッセージが表示されます。
「Do you accept the 1 license(s) above [Y/N]」に対して「y」を入力します。これで、プラグインの導入も完了です。Firefoxを立ち上げ、Shockwaveで作成されたゲームのWebページを表示させれば、そのゲームを遊べます。
実は、次のコマンドでUnity Web Playerも動作するらしいのですが、私のUbuntu 13.10ではまだ動いていません。ぜひ、試してください(本当は、Unityのゲームを動かしたいんです)。
$ sudo pipelight-plugin --enable unity3d